アクセシビリティ – Orca で Fedora をインストールする

Fedora インストーラーは、他のオペレーティングシステムのインターフェイスに似たグラフィカルなインターフェイスを使用します。 それは、他のインターフェイスのナビゲートと似ていますが、わずかな違いがあります。 あるコントロールから別のコントロールに移動するには Tab キーを使用します。 Shift + Tab キーで後方に移動できます。

テキストフィールドでは、文字単位で移動するには左矢印と右矢印キーを、単語単位で移動するにはコントロールと左矢印と右矢印を、行単位で移動するには上矢印と下矢印を使います。 行の先頭に移動するには Home、行の末尾に移動するには End、テキストフィールドの先頭と末尾に移動するには Control Home と Control End を使用します。 リストを移動するには矢印キーを使い、ボタンやチェックボックスなどをアクティブにするにはスペースバーか Enter キーを使用します。

これらはすべて、他のオペレーティングシステムを使ったことがある人には馴染みのあるものでしょう。 違いはわずかです。 ほとんどのプログラムでは、大きなリストから次のコントロール・グループに移動するなど、画面のあるエリアから別のエリアに移動するには、Control + Tab キーを押します。 同じように後方に移動するには、Control + Shift + Tab を使います。 これはインストーラーで役に立つでしょう。 コントロールが使えないとき、「disabled（無効）」や「dimmed（暗くした）」と聞くのに慣れているでしょう。 Linux では、Orcaは「grayed」、つまり「灰色表示」と言います。

基本的なナビゲーションがわかったところで、システムのインストールに進みましょう。

デスクトップにある「install」アイコンを見つけ、Enter を押します。 インストーラーが開きますが、まだフォーカスは当たっていません。 フォーカスを合わせるには、Alt + Tab を押します。 これで言語を選択できます。 言語を選んだら Tab キーを押し、キーボードレイアウトを選びます。 この後の項目で、テキストフィールドでレイアウトを試すことができます。 Orca がゆっくり話していることと、キーを押すたびに話していることに注目してください。 これは後で変更できます。 では、Next ボタンを見つけて Enter を押してください。

今、あなたはインストーラーの主要なエリアにいます。 インストールの様々な部分を準備するために、あなたが行くことができる異なるエリアがあります。 まず、インストール先です。 次に、時間、ユーザー作成、ルートアカウントなどのエリアがあります。 これらの上で Enter キーを1つずつ押して、それぞれの情報を記入してください。 あなたが苦労するかもしれない部分は、時間とタイムゾーンの選択です。 その部分のコンボボックスは使いにくいですが、必要であれば後でタイムゾーンを修正できます。

準備ができたら Begin Installation ボタンを押します。 Fedora は変更をディスクに書き込み始めます。 完了したらコンピュータを再起動します。 コンピュータを再起動したり電源を入れ直す前に、必ずインストールメディアである DVD またはフラッシュドライブをコンピュータから取り外してください。 これで、新しい Fedora Linux システムをセットアップする準備ができました。